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浄土真宗本願寺派 清凉山 慶円寺 | 岐阜県本巣市上真桑1046

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2023報恩講修行

中島仏壇さんにお願いしてあった御絵伝の修復が出来上がった、ということで今回は急遽、

報恩講に立教開宗800年・親鸞聖人御誕生850年慶讃法要を兼ねる

ことにしました。

2023年12月16日(土)、17日(日)。令和に入ってから第三土日で修行してますが、今年は一層早いような気がします。ちなみに、自分も11月あたまに、インフルエンザに感染してえらい目にあったばかりで、今年もおときはなしで代わりに記念品をお配りするという形をとりました。御本山からは法要の名前入りのマグネットが二枚届いたので、そこに親鸞聖人がお好きであったという小豆のお粥さん、中島仏壇さんに無理言って追加注文したいかり型赤ろうそく、などを袋詰めして持って帰ってもらうことにしました。

一日目はいいお天気でしたが、二日目は打って変わっての悪天候。断続的に雪やみぞれが吹き付ける厳しい一日でした。このところ、わずか一日で天候が急変することが多くなったような気がしますが、その分天気予報はよく当たるようになったなあと感心します。

それはさておき、今年は滋賀県からお東、正確には大谷派玄照寺の御住職、瓜生崇先生に初めてお越しいただきました。お願いしたきっかけは、10年くらい前に中川南組研修会でお越しいただいて印象に残っていたことと、2年くらい前に、定期購読している「せいてん」という雑誌の巻頭コラムに寄稿された文章を読んで、私が好きな先生のことも書いておられたので、一度お越しいただきたいとかねがね思っていたところ、今年は念願叶ったという次第です。

御法話を聴聞させていただいて、なんといっても、今年の報恩講ほど

たっぷり「法然聖人」のことが語られたことは今までになかったと思います。

初めて聞く逸話が多かったでしょうし、難しいという感想の方もおられたかもしれませんが、

うちの御開山、親鸞聖人は大変お慶びになられただろうと思いました!

たとえば恩徳讃の「師主知識」は直接的には法然聖人のことですし、

そして、私自身も法然聖人のことが好きなので、とても嬉しかったです。

特に、耳四郎(みみしろう)という泥棒と法然聖人のやりとりは、本来の浄土真宗はこういう中から生まれてきたんだ、そうだったそうだったと自然とありがたい気持ちになりました。それが聞けただけでも、お越しいただいてよかったと思いました。

南無阿弥陀仏