3月23日、春季永代経のお勤めをしました。
いわゆるお彼岸の最後の日でしたが、ストーヴを焚いても焚いても追いつかないくらいの寒さで、「暑さ寒さも彼岸まで」とは到底思えないような気温でした。
蓮如上人の『彼岸の御文』にも「寒からず暑からず」とあり、500年前からお彼岸はそういう時季だと広く知られていたようですが、これも異常気象の影響でしょうか。
現在、お彼岸はお墓参りをする時期つまりあの世といったような認識が一般的ですが、本来は此岸に対しての彼岸、我々の迷いの世界に対しての仏様のおさとりの世界のことですというところから、私がお話させていただきました。仏のおさとりの世界から、おさとりそのままに我々の迷いのただなかにあらわれたものが南無阿弥陀仏でありました。南無阿弥陀仏

