4月5日花まつりを行いました。
花まつりと言われて、ピンとこない大人も随分増えてきました。
尋ねられれば、自分は一応仏教徒だと答える大人が多いとは思いますが、
それとて非常にあやしいものです。花まつりを知らない仏教徒とはなんでしょう。
いわんや子どもたちをや。
無理もありません。
近頃は、お寺でも花まつりをやらないところも増えているようです。
勿論、子どもが集まらないからやりようがないということもあるでしょうし、
事実うちはどうかといえば、子ども会のサポートがあっても4分の1も来てくれませんが、
少しでも来てくれる限りは続けたいと思っています。
我々浄土真宗のご本尊は阿弥陀さんですが、お釈迦様が言葉で教えてくださらなかったら、
我々が阿弥陀さんのことを知ることはできなかったと言わざるをえないからです。
それに、伝承や逸話も含めてお釈迦様にまつわるもろもろが個人的に好きだからです。
今回はお供えに用いる仏具のペーパークラフトをやりましたが、
みんななかなか悪戦苦闘していました。不器用な私もうまくいきませんでした。
毎年試行錯誤です。
お釈迦様や、仏さまとはどういうお方か、そのお心に触れてくれたらと願っています。
合掌
3月23日春分の日に春季永代経法要をお勤めしました。
「浄土真宗の救いのよろこび」を用いてお話させていただきました。
改めて、なぜ今のような扱いになっているのか疑問に感じましたし、
こちらを復活させてもらいたいと思いました。
はじめまして2025年1月1日。
昨夜の風もおさまり、今日は穏やかであってもらいたいなと思ったそのときに、
そういえば昨年は抜群に穏やかな元旦であったところが
夕方に一変したことであったなあとしみじみ思い返しながら、
10時から修正会のお勤めをしました。
南無阿弥陀仏
風が吹きつける、いや吹きなぐる12月31日。
蝋燭の火もつかずの中ではありましたが、
無事に終えることができました。
それでは2024年。
本年も師走の第三土日、12月21日・22日の土日で
自坊の報恩講をお勤めしました。
日曜にかけて冷え込みが厳しくなったものの、
おおむね天候にも恵まれ、無事に終えることができました。
お取り持ちの皆様、まことにありがとうございました。
今回は前日に急遽連れ合いがインフルエンザでダウンし、
なにかとご不便をおかけしたことと思います。
我々寺族も、いつのまにか連れ合いが主になっていたことに改めて気付かされました。
また、おときの代わりに初めてお赤飯の持ち帰りにしましたが、
今回の結果を踏まえて来年度はまた試行錯誤してみようと思います。
さて、このたびは、池田町の八幡徹信先生にお越しいただきました。
この数年、私自身も先生のお寺に法話で出向かせてもらっていますが、
92歳でピッとした立ち居振る舞いもさることながら、
いつも最前列でお聴聞されておられるお姿に
大切な緊張感と憧れを感じているお一人です。
お話のなかで「コラっと言ってくれる人がなければわからないですな」と
仰っておられましたが、私にとってはまぎれもなく先生もそのお一人であります。
私自身の寿命がいつまでかはわかりませんが、
92になってもよろこべるおみのりやということを身をもって示してもらえていると思うと、
そういうものが自分にも寄り添ってくださってあることが嬉しくたのもしいです。
今年は、お聴聞していかれる方が一層少なかったですが、みなさんそんなに忙しいのでしょうか。
古来より真宗は「聴聞にきわまる」と言われてますが、それでも
一度も聞きに来られない方は、よほど自力心の強い方なのでしょうか。
親鸞聖人は、
「よろこぶべきことをおさえてよろこばせざるは煩悩の所為なり」と仰っています。
我々が生まれていけるお浄土を用意してくださったことは、本来、天にあがり地におどって
よろこぶべきことであるのに、そこまでのよろこびにならないのは煩悩によるからです。
「助けない」ではなく、「必ず助ける」という話を聞きにもこないという方は、
煩悩がひときわお盛んだからでしょうか。
天にあがり地におどる人もあやしいですが、そこまでにはならなくとも、
南無阿弥陀仏一つにお腹がふくれるのが真宗のご信心です。
いい話かいい話じゃないかではなく、お腹がふくれたかふくれてないかを問題と
していただければと思います。南無阿弥陀仏
9月23日の振替休日に秋季永代経法要をお勤めしました。
ようやく彼岸花をちらほら見かけるようになりましたが、
とにかく夏がまだまだ盛りといった具合で、
「秋季」とは感じられにくい日々が続いています。
先日、法話に出向かせていただいたお寺さまも、
「9月に入ってもこれほど暑い日が続くようでは、
本堂内にエアコンを取り付けることも考えていかなあかん」と仰っておられました。
四季がニ季となり、夏が1年の3分の2を占めるような気候になりつつあるのでしょうか。
なんだか、いろいろなことがやりづらくなってきたなと実感しています。
南無阿弥陀仏
4月6日、花まつりを行いました。
今回のメインは、腕輪念珠作りです。親玉を通すのが難しいので、子供会役員の方にもお手伝いいただきました。待ちの時間に、テレビで紹介されていた最強の紙飛行機を作って飛ばしました。
お釈迦さまのことを少しでも身近に感じてくれたら嬉しいです。
3月23日、春季永代経のお勤めをしました。
いわゆるお彼岸の最後の日でしたが、ストーヴを焚いても焚いても追いつかないくらいの寒さで、「暑さ寒さも彼岸まで」とは到底思えないような気温でした。
蓮如上人の『彼岸の御文』にも「寒からず暑からず」とあり、500年前からお彼岸はそういう時季だと広く知られていたようですが、これも異常気象の影響でしょうか。
現在、お彼岸はお墓参りをする時期つまりあの世といったような認識が一般的ですが、本来は此岸に対しての彼岸、我々の迷いの世界に対しての仏様のおさとりの世界のことですというところから、私がお話させていただきました。仏のおさとりの世界から、おさとりそのままに我々の迷いのただなかにあらわれたものが南無阿弥陀仏でありました。南無阿弥陀仏
除夜の鐘から、抜群の日よりでした。
2024年1月1日(月)午前10時より、修正会のお勤めをしました。
総代会での案内むなしく、いつもの方といつものように。
しかし、お参りに来ないだけでなく、
さらに「初詣に行かさせてもらったときに~」と、
私に向かってよそのいずこかに行ったことを
陽気に仰る方は一体全体どういうおつもりなのでしょう???
讃岐の庄松さんがご覧になれば、「間男がおる!間男がおるぞ!」と叫ばれるだろうなと思いました。
南無阿弥陀仏
中島仏壇さんにお願いしてあった御絵伝の修復が出来上がった、ということで今回は急遽、
報恩講に立教開宗800年・親鸞聖人御誕生850年慶讃法要を兼ねる
ことにしました。
2023年12月16日(土)、17日(日)。令和に入ってから第三土日で修行してますが、今年は一層早いような気がします。ちなみに、自分も11月あたまに、インフルエンザに感染してえらい目にあったばかりで、今年もおときはなしで代わりに記念品をお配りするという形をとりました。御本山からは法要の名前入りのマグネットが二枚届いたので、そこに親鸞聖人がお好きであったという小豆のお粥さん、中島仏壇さんに無理言って追加注文したいかり型赤ろうそく、などを袋詰めして持って帰ってもらうことにしました。
一日目はいいお天気でしたが、二日目は打って変わっての悪天候。断続的に雪やみぞれが吹き付ける厳しい一日でした。このところ、わずか一日で天候が急変することが多くなったような気がしますが、その分天気予報はよく当たるようになったなあと感心します。
それはさておき、今年は滋賀県からお東、正確には大谷派玄照寺の御住職、瓜生崇先生に初めてお越しいただきました。お願いしたきっかけは、10年くらい前に中川南組研修会でお越しいただいて印象に残っていたことと、2年くらい前に、定期購読している「せいてん」という雑誌の巻頭コラムに寄稿された文章を読んで、私が好きな先生のことも書いておられたので、一度お越しいただきたいとかねがね思っていたところ、今年は念願叶ったという次第です。
御法話を聴聞させていただいて、なんといっても、今年の報恩講ほど
たっぷり「法然聖人」のことが語られたことは今までになかったと思います。
初めて聞く逸話が多かったでしょうし、難しいという感想の方もおられたかもしれませんが、
うちの御開山、親鸞聖人は大変お慶びになられただろうと思いました!
たとえば恩徳讃の「師主知識」は直接的には法然聖人のことですし、
そして、私自身も法然聖人のことが好きなので、とても嬉しかったです。
特に、耳四郎(みみしろう)という泥棒と法然聖人のやりとりは、本来の浄土真宗はこういう中から生まれてきたんだ、そうだったそうだったと自然とありがたい気持ちになりました。それが聞けただけでも、お越しいただいてよかったと思いました。
南無阿弥陀仏