実に3年ぶりに、「お経を習いましょう」、
うちで言うところの寺子屋を再開しました。
メンツも様変わりし、学童に通う子も多いため、
もし誰も来なかったらどうしようと思いましたが、
毎日なんやかんや15人前後の子どもたちが
ラジオ体操のあとに元気よく通ってきてくれました。
私自身もひさしぶりの再開のため、はじめはリハビリのようなおそるおそる手探りでしたが、
子どもたちは、むきだしだからなのか、馴染むのもとても早く、
毎日一回ずつの練習でも、最終日にはお正信偈の行譜をほぼ読めるようになりました。
大人ではこうはいかないので、子どもの力にあらためて舌を巻きました。
朝からアイスクリームをほおばる姿に、日常がかえってきたことを実感しました。
昨年の12月17・18日に今年度の報恩講法要をお勤めいたしました。お取り持ちの方々も、初めての方も多く、不慣れななか、二日間にわたり大変お世話になりました。おかげさまで無事に終えることができました。ありがとうございました。
また、法要後に2期にわたって当寺の責任役員を務めていただいた所さんに、これまでの感謝の気持ちを込めて額と記念品を贈呈させていただきました。健康上の理由により勇退されましたが、所さんには今後も変わらずなにかとご相談させていただければと思いますので、よろしくお願いします。
そして、新たに10月から村瀬さんに責任役員を引き受けていただくことになりました。お世話になりますが、よろしくお願いいたします。
今年のお説教は、垂井町の野波昭空師でした。数年ぶりのお越しでしたが、とても若々しくて、結婚式の会奉行をしていただいた頃と変わらないなとまず思いました。
ご法話も、持参のBOSEを使って、ジブリのかぐや姫の主題歌「いのちの記憶」、法然聖人の八百回忌に製作されたさだまさしさんの「いのちの理由」、竹内まりやさんの「いのちの歌」を御堂内に響かせながら、歌詞を味わうという、これまでの先生にはないスタイルで新鮮でした。
まだつい数日前にうちの次女がねだって、「いのちの記憶」は家族で何度も聞いたところでしたし、さだまさしさんのCDは私が御堂に置いてたものを使っていただきましたし、竹内まりやさんの曲もそうですが、すべて思い入れのある曲ばかりで、いいスピーカーで聞けてよかったです。
先生には、コロナ対策上、3座とも違う人が参りますとお伝えしたので、最初の導入部分にとっかかりやすいように歌を用いていただいたかと思うのですが、
「阿弥陀さまが業の縛りを断ち切ってくださいます」
「我々は地獄いきの種を播きまくっている」
「たった六字に破闇満願のはたらきがある」
歌ももちろんよかったですが、これらのところをもっと掘り下げて聞けたらなと残念でした。時間が短くて、先生にはご不便をおかけしました。